需要過熱で紙・パルプが再度の値上げ

世界的需要逼迫でブラジルの紙・パルプメーカーは4月に再度の値上げを予定しており、欧米向けはトン当たり40ドル、アジア向けは30ドルそれぞれ値上げする。

ブラジル製紙企業の得意分野であるユーカリ原料のヨーロッパ向け白色製紙用パルプは2月の値上げに続いて840ドル、北米向けは825ドル、アジア向けは750ドルとなるが昨年は4回の値上げであった。

ヴォトランチン(VCP)では中国の需要が旺盛で4月には5%から10%の値上げを見込んでいるが、昨年末に操業を開始したウルグアイのフィンランド資本Botnia製紙は生産能力100万トンの70%で稼動しているに過ぎない。(26日付けヴァロール紙)

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