今年第1四半期の工業界向け消費財の値上げは昨年の0.41%を大幅に上回る3.69%を記録、特に鉄鋼業界、食品、農畜産、建設や石油化学業界への影響が大きい。
米国のリセッションでドルが大幅に低下しており、国際コモデティ商品の価格維持が難しく、化学肥料の原材料であるアンモニアは第1四半期だけで 46.49%、硫酸は38%、最終12ヶ月間では158%それぞれ大幅に値上がりしており、今後、食料品や飼料の価格の値上がりに影響する。
また銑鉄は3ヶ月間で32%も値上がりしており、建設用鋼材は8.63%値上がりして自動車メーカーや家電メーカー向け圧延鋼よりも値上げ幅が大きく、鉄鉱石、銅鉱石やアルミも価格が上昇している。(31日付けガゼッタ・メルカンチル紙)