ブラジルレコード制作者協会(ABPD)は海賊版の横行で、昨年のCD、DVDや音楽配信ダウンロードによる売上は、前年比31.2%減少の3億1,250万レアルまで減少している。
海賊版が出回る前の1997年のCDなどの販売は12億ドルで世界ランク6位であったが、今では14位にまで下がっており、3年間でCDの価格も30%低下していることも売上減少に拍車をかけている。
2006年にはブラジル国内で12億回の違法ダウンロードが行なわれ、昨年はコンピューターやブロードバンドの普及に伴って更に50%も増加している。
ABPDでは昨年のCDの売上は33.2%減の2億1,500万レアル、売上枚数では19.2%減の2,540万枚、DVDは26.3%減の9,740万レアル、売上枚数は7.5%減の580万枚となっている。(3日付けヴァロール紙)