中銀の最終フォーカスレポートによると、今年年末の政策誘導金利(Selic)は0.75%上方調整の12.0%が見込まれていたが、主な経済指標から割出された年末のSelic金利は1.25%調整の12.50%が予想されている。
来週開催される通貨政策委員会(Copom)からSelic金利が5回連続で0.25%の上方修正が予想されており、中銀はインフレ指数である広範囲消費 者物価指数(IPCA)を先週の4.47%から4.50%に引き上げているが、インフレコントロールの通貨政策を優先させる。
しかしSelic金利の引上げに伴って、欧米諸国との金利差が更に広がるために、海外からの投資金流入でさらにドル安に傾き、経常収支が更に悪化する。(8日付けエスタード紙)