EBXクループのエイケ・バチスタ社長はタタモーターと共同でリオ州アス港湾近くに自動車工場建設と引換えに、鉄鉱石産地のミナス州セーラ・アズール地方の傘下のMMX鉱山会社の50%までの資本参加の交渉条件を提示している。
MMXは今年1月に鉄鉱石開発及びパイプライン搬送のミナス‐リオ・システムとアマパ・システムの株式の一部を55億ドルでアングロ・アメリカン社に譲 渡、また鉄鉱石の埋蔵量が8,860万トンの南マット・グロッソ州のコルンバ・システムへの投資家の資本参加を交渉中である。
エイケ社長は国家原油庁(ANP)の石油鉱区21ブロックを14億レアルで落札したために、企業の軸足を鉄鉱石開発から石油開発に移すと予想されているが、全面的に否定している。
タタ・グループのブラジルでの事業はタタ・コンサルタントサービス会社でITテクノロジー産業のみであるが、昨年2月にタタ・グループはファイアット社と 共同でアルゼンチンに8,000万ドルを投資して、ブラジル市場向けピックアップ車の製造を発表している。(2008年4月9日付けエスタード紙)