ペトロブラスは4月1日付けで買収した南西石油の製油所を地理的に有利な沖縄、台湾、シンガポール、中国、ベトナム向けに石油販売に向ける予定をしている。
同石油会社の原油処理能力は10万バレル、現在は日産3万から4万バレルの原油処理を行なっているが、設備の高度化に向けて10億ドル投資の投資が予定されており、日本の工業界向け石油供給も視野に入れている。
またペトロブラスはブラジルからのバイオエタノールを南西石油のターミナルに備蓄して、日本やアジア市場向けの拠点にすることも戦略の中に入れている。(2008年4月15日付けヴァロール紙)