石油価格高騰並びに温室効果ガス低減で航空機メーカーは先を争って代替ジェット燃料の開発を行なっており、エンブラエル社はすでにエタノール燃料での小型ジェット機イパネマでの飛行に成功しているが、更にババスー油やマモーナ油での代替燃料を開発中である。
ボーイング社はすでに今年2月にブラジル産ババスー油の代替燃料で商業ジェット機運行デモンストレーションを行なっており、エアバス社はガスから作られた液体燃料(GTL)による世界での初飛行を行なっている。
エンブラエルはペトロブラスと共同でバイオマス原料での代替燃料を開発中であり、今年中には100人乗りのジェット機でのテスト飛行を予定している。
航空機の全体の温室効果ガス排出は全体の2%に相当する年間7億トンで、年間22億人の搭乗客、4,000万トンの航空貨物を運搬している。(2008年4月22日付けヴァロール紙)