今年の連邦政府の財政支出予算は金融取引暫定納付金(CPMF)の廃止にも関わらず、前年比12.1%増加の5,164億レアルが承認されたが、財政一次支出が前年比558億レアル増加する。
名目財政一次支出は前年比10.9%増加、インフレ4.5%を差引いた実質支出はGDPの伸び率を上回る予算で、社会保障院(INSS)の支出が毎年増加している。
国税庁、社会保障院並びに中銀で構成される中央政府の財政収支黒字は前年比10.6%増加の667億5,000万レアルが見込まれている。
今年度予算で最も恩恵を受けるのは基礎教育振興基金(Fundeb)で前年比55%、投資パイロットプロジェクト(PPI)は171%それぞれ増加、社会援助プログラム向け予算も18.9%増加する。(2008年4月24日付けエスタード紙)