マナウスフリーゾンの輸出が低下

マナウスフリーゾンからの輸出はレアル高の為替及び好調な内需の影響で価格競争力を失ってきており、昨年の輸出額は2005年の20億ドルから大幅低下の10億ドルにまで減少してきている。

2006年のセルラー輸出は前年比3.0%、昨年は28%それぞれ減少、ノキアは為替の影響で生産の一部をメキシコに移動、サムスンも優遇税制問題からモニター工場をサンパウロに移している。

しかしレアル高の為替で部品の現地調達では価格コストで輸出競争力が削がれているが、海外から安価な部品を輸入して再輸出する時の戻り税(Brawback)の適用が可能なセルラー業界の輸出が期待されている。

今年のノキアのセルラー輸出は前年比170%増加の8億8,000万ドルが予想されており、ブラジル全体の輸出は30%増加の3,000万台、輸入セルラーは17%増加の550万台が見込まれている。

昨年のフリーゾーンの工業界の売上は好調な国内経済を反映して前年比12.7%増加の257億ドルと好調に推移しているが、1990年代には国産化比率が 75%まで達していたが、昨年は輸入部品の増加で51%まで低下してきている。(2008年4月25日付けヴァロール紙)

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