ドル安並びにニッケルの国際商品価格の下落で、ヴァーレ社の第1四半期の純益は前年同期比55%減少の22億5,300万レアルに留まった。
世界2位のニッケル生産会社インコを買収して、鉄鉱石生産に集中していた事業のポートフォーリオ拡大に成功したが、買収時にはニッケルの国際商品価格がすでに高値になっていた。
しかし同社では今期の純益を10.2%の減益と見込んでいたが、レアル高の影響で売上が18億4,000万レアル減少の145億4,900万レアルに低下して昨年同期を12.5%下回った。(2008年4月25日付けエスタード紙)