ブラジルは世界でも穀物を輸出するための鉄道、道路並びに港湾施設のインフラが改善されれば、現在の食糧危機に短期間で対処できる唯一の国である。
元農相でFiespのアグロビジネス部門のロベルト・ロドリゲス審議会長は現在、4,700万ヘクタールで穀物栽培が行なわれているが、活用されていない放牧地5,000万ヘクタールでの穀物栽培及び生産技術改良で2.5倍の3億5,000万トンの穀物生産ができる。
また砂糖キビ栽培も水捌けのよい傾斜地の牧草地2,200万ヘクタールの活用で、食料向け耕作地を一切利用しないでも数倍のエタノール増産が可能である。(2008年4月27日付けエスタード紙)