ジラウ水力発電所はオデブレヒト/フルナスグループが落札か

昨年12月にマデイラ河のサント・アントニオ水力発電所の落札に続いて、今日の午後に実施されるオデブレヒト/フルナス連合が発電能力3300メガ ワットのジラウ水力発電所の落札が有力視されているが、投資総額87億レアルの同発電所落札にスエズ/カマルゴ・コレア連合も虎視眈々と落札価格を練って いる。

オデブレヒト連合はサント・アントニオ水力発電所と同時に建設できる利点があり、建設コスト的にもスエズ連合よりも有利であり、またマリーナ・シルヴァ環境相に辞任に伴う後任のカルロス・ミンク環境相の方が水力発電所ライセンス取得が容易となると予想されている。

今回のマデイラ河の2水力発電所の発電能力6450メガワットが完成すればブラジルのエネルギー発電に占める水力発電所の比率は70.66%まで上昇して7万7100メガワットとなる。(2008年5月19日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

ブラジルの電力エネルギー

種類 タイプ 発電所数 MW 比率
水力発電 677 77,131 70.66
ガス 天然ガス
プロセス油
81
30
10,208
1,183
9.35
1.08
石油 ジーゼル油
廃油
578
21
3,229
1,315
2.96
1.21
バイオマス 砂糖キビ粕
パルプ黒液
木材
バイオガス
籾殻
248
13
27
3
3
3,096
859
231
41
18
2.84
0.79
0.21
0.04
0.02
原子力 2 2,007 1.84
石炭 7 1,415 1.3
風力発電 16 247 0.23
輸入電力 8,414 8.69
トータル 1,706 109,154 100

 

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