130ドルに達しようとする国際石油価格はプラスチックや化学肥料価格の高騰を招きインフレ圧力となって、メーカーの収益性を圧迫する悪循環に陥っている。
プラスチック工業部門は今年すでに包装、玩具や自動車内装用の原材料となるポリエチレンやポリプロプレンの価格が5.6%から8.5%値上げされており、石油化学業界では更に8%から10%の再度の値上げを予定している。
国内のプラスチック樹脂価格は1トン当たり200ドル以上も国際市場価格より高くなっており、プラスチック樹脂用原料のナフサ価格は4月付け最終12ヶ月間で38%の大幅値上げがされているが、今年は更に25%の値上げが予想されている。
今年3月までの化学肥料価格は12%値上げされており、食料品価格の上昇の要因となっており、また今年5ヶ月間のジェット燃料価格は19.97%値上げさ れたために、TAM航空ではすでに国内線のYieldを7.0%、国際線5.0%の値上げを発表している。(2008年5月21日付けエスタード紙)