輸入増加は工業化に足枷か

輸入急増で電機業界、医療器具やオートメーション業界の先進テクノロジー化への足枷になっており、近代化への投資並びに生産能力の拡大を怠ると長期的には工業化衰退に結びつくことが社会経済開発銀行(BNDES)の調査で判明している。

2004年から2007年にかけて一般消費財の輸入比率は15.4%から20.3%に留まったが、機械・装置、オートメーション部門の輸入は60%も増加、化学部門は28%増加しており、特に化学肥料の輸入は2004年から年平均10.4%増加しているが、国内生産は2.6%に留まっているが、ペトロブラスによる天然ガス部門への投資は国内生産の増産に繋がる。

2004年から2007年の電気部門の年間平均輸入額は26.4%増加したが、国内生産は12%増加に留まり、年平均16.9%増加の国内消費を賄っており、医療器具並びにオートメーションの年平均の輸入は35.1%増加したが、国内生産の伸び率は6.0%に留まっている。(2008年5月26日付けヴァロール紙)

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