世界金融市場の先行き不安で今年初めからの新規株式公開は9社に留まっていたが、投資銀行関係者は7月までに7社から8社が株式を上場して80億レアル相当の資金調達をすると見込んでいる。
電力エネルギー配電レッジグループは上場手続きを申請、ロンドン株式市場に上場してモルガン・スタンレイ社が主幹事のインフィニティ・バイオエネルギー社も申請準備をしており、それぞれ5億ドルの資金調達が見込まれている。
石油関連部門、鉱業並びに港湾や道路建設のインフラ部門の新規株式公開株(IPO)の投資家の需要は大きく、石油採掘やプラットフォームの保守などを含む石油関連部門ではOGX社を含めて70億ドルの資金調達が予定されている。
昨年の株式上場企業は76社で700億レアルを調達したが、今年は下半期から活発になると予想されているが、昨年よりも大幅に下回ると予想されている。(2008年5月27日付けヴァロール紙)