20年間に亘ってインフラ部門への投資が置き去りにされていたが、昨年から国内経済の好調に後押しされて、インフラ部門への投資が加速してきており、今年は850億レアルの投資が港湾、鉄道、電力エネルギーや上下水道整備に投資される。
電力エネルギー部門ではマデイラ河のサント・アントニオ水力発電所並びにジラウ水力発電所の建設だけで170億レアル、中南部地域への送電に36億レアルの投資が行なわれる。
サンパウロ市の地下鉄4号線の建設、同5号線の延長が予定されており、サンパウロ市環状線の工事に36億レアル、パラー州サンタレンからマット・グロッソ 州のノーヴァ・ムツンを結ぶ国道163号線の建設には12億レアル、シングー河のベル・モンテ水力発電所建設に75億レアルの投資が予定されている。
また北東地域を結ぶトランスノルデスチーナ鉄道建設に45億レアル、マラニャン州アサイランジアとゴイアス州アナポリスを結ぶ南北鉄道に45億レアル、リ オ州の国道101号線工事に2億2,000万レアル、リオ・サンパウロ・カンピーナスを繋ぐ弾丸列車建設に110億ドルなどに投資される。(2008年6 月1日付けエスタード紙)