4月の鉱工業界の売上は停滞した3月から回復して、前月比1.6%、前年同月比では11.7%と大幅増加、今年4ヶ月間では8.7%、労働時間は6.7%それぞれ増加したが、第2四半期には輸出の減少、加速するドル安で国内製品の価格競争力低下による輸入製品の増加や金利上昇サイクル突入で売上減少が予想されている。
設備稼働率は83.2%と前月の83.1%を横ばいであったが売上を伸ばしており、過去6ヶ月間の設備稼働率は83.0%から83.3%と一定しており、自動車製造部門が90.5%、金属部門が92.3%とフル操業を続けている。
全国工業連合(CNI)では4月の労働時間は前月比1.1%、前年同月比では9.1%それぞれ増加して2004年8月のピーク時に近づいており、雇用は前月比で0.2%、今年4ヶ月間で4.0%増加している。(2008年6月5日付けエスタード紙)