ブラジルは米国のエタノール輸入政策を非難

イタマラチー宮は米国のエタノール輸入政策は国内経済が停滞しているにも関わらず、エタノール国内市場開放せずに、国内エタノール生産者保護を継続していると非難した。

世界貿易機構(WTO)も世界経済が停滞している現在はエネルギー市場の輸入関税低減を図って市場開放を訴えているが、米国のエタノール輸入関税は1.9%から2.5%、リットル当たり0.14ドルの追加税を徴収している。

ブラジルの農産物を中心に主な20品目の米国向け輸出に対して、米国の平均輸入関税は23%に達しているが、米国政府では平均輸入関税は3.0%であると主張している。

イタマラチー宮では米国からの主な輸入品20品目の輸入関税は11%であり、米国の輸入関税はブラジルの2倍以上であると主張して平行線を辿っている。(2008年6月10日付けエスタード紙

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