今年の第1・四半期の資本財・サービス部門の収支は前年同期の100億ドルの黒字から48億ドルの赤字に転落、資本財・サービス輸出は5.7%の増加に留まったが、輸入は18.9%と大幅に増加している。
第1・四半期の海外への利益・配当金の送金は前年同期の139億ドルから184億ドルと45億ドルも増加、最も赤字幅が増加したのは資本財・サービス部門で前年同期は102億ドルの黒字を計上していたが、第1・四半期は48億ドルの赤字を記録した。
住宅・ビル建設ブームの建設部門を中心に設備投資用機械・装置輸入が急増、第1・四半期の国内ポウパンサがGDP比16.8%と投資のGDP比8.3%を下回っている。
今年4ヶ月間の経常収支は146億6,000万ドルの赤字を記録して統計を取り始めた1947年以来の赤字幅を記録しているが、今年の赤字は229億ドル、来年は303億5,000万ドルの赤字が中銀のフォーカスレポートで報告されている。(2008年6月11日付けエスタード紙)