深海油田鉱区のユニタイゼーション協定義務付け

エレファント級の埋蔵量を擁するツピー鉱区など計り知れない埋蔵量が予想される岩塩下の深海油田鉱区で、石油開発しているコンセッションは一つの油 田が複数の鉱区にまたがっている場合、関係する複数の鉱業権者が互いにその権益の全部または一部を持ち寄って一つの操業単位として、共通の開発・生産計画 の下に操業するユニタイゼーション協定を結ばなければならない。

HRTコンサルティング社はエスピリット・サント、カンポス、サントス沖 の岩塩下の鉱区の石油や天然ガスの埋蔵量調査を行なっているが、500億バレルから700億バレルを見込んでいるが、コンセッションが所有する区の石油層 が入札にかけられていない連邦政府の鉱区にまたがっている場合は、ブラジル石油監督庁(ANP)との話合いとなる。

ブラジル国内の石油鉱 区でペトロブラスとユニタイゼーション協定を結んでいるのは北大河州のロレナ鉱区だけであるが、BC−2鉱区はフランセーザ・トータル社、 BC−10はシェル、BM−CAL−4鉱区はエル・パソ、ケイロース・ガウバン社と協議している。

HRT社の埋蔵量マッピング調査ではエレファント級のツピー鉱区の隣接鉱区にもエレファント級の鉱区が確認されており、カランバ鉱区、ベンチビー、カリオカやグアラ鉱区は有望と見込まれている。(2008年6月12日付けヴァロール紙)

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