ポルトガル資本のEDPはサンタ・カタリーナ州の代替電力発電所建設に対する減税プログラム(Proinfa)を活用して、同州に14メガワットと70メガワットの風力発電所建設に2億8,000万レアルを投資する予定である。
しかし風力発電所建設の投資金回収にはMWh当たり200レアルの電力料金を徴収しないと採算に見合わないが、水力発電所入札時の最高金額はMWh当たり126レアルと大幅に安い。
EDPの風力発電所の総発電能力は2.9ギガワットで世界4位であるが、トップはスペイン資本Iberdrola社の6.9ギガワット、昨年の世界の風力発電所による発電量は前年比26.6%増加の93.8ギガワット、2010年には170ギガワットが見込まれている。
ブラジルでは僅かに247.1メガワットで世界ランク25位であるが、今年は前年比66%増加の149メガワットが見込まれているが、ブラジルの5地域では143ギガワットの発電能力を擁している。(2008年6月13日付けヴァロール紙)