石油、鉱物や農産物の国際コモデティ価格の高騰で鉱工業メーカーは収益性を圧迫されており、原材料コスト上昇に耐えられずに製品価格に転嫁しだした。
繊維部門では石油価格高騰は輸送、プラスチック包装紙や化繊の原料であるポリマー価格に影響するためにコスト上昇をきたしており、また安価な中国製品との競合もあるが製品価格に転嫁せざるを得ない。
また化学部門でも石油価格高騰は収益を圧迫しており、昨年12月から輸入原材料価格が60%上昇しているために、化粧品や衛生用品はすでに7%から16%の小売商品価格上昇を招いており、化学肥料の原材料の燐酸価格は過去12ヶ月間で130%の上昇となっている。(2008年6月13日付けヴァロール紙)