ペトロブラスの株価の時価総額は世界4位

サントス海盆の岩塩下のツピー鉱区よりも埋蔵量の大きいグァラ鉱区(BM-S-9)での石油発見で、ペトロブラス社の優先株1.59%、普通株が 1.96%それぞれ上昇して株価の時価総額は2914億ドルとなり、エクソン、ペトロチャイナ並びにガスプロムに続いて4位に上昇、今年1月のランクは世 界6位であった。

ツピー鉱区の埋蔵量は50億から80億バレルと見込まれており、ペトロブラスが45%、BG30%、レプソル・YPFが 25%とそれぞれ権益を持っているが、4月にブラジル石油監督庁(ANP)のハロルド・リマ長官がグァラ/カリオカ鉱区の埋蔵量を330億バレルと発表し ていた。

これらの鉱区はパン・デ・アスーカル海域にあり、ベン・チ・ビ鉱区、カリオカ、パラチ、ツピーやジュピター鉱区が含まれており、総埋蔵量は520億バレルに達する可能性があるが、操業は2015年以降と見込まれている。

またペトロブラスはセアラー州に輸出用良質のジーゼル油、国内向けナフサや液化天然ガス(LNG)生産の精製所建設に110億ドルを投資して建設するが、操業は2013年以降と見込まれている。

新しい岩塩下の石油採掘の開発には莫大な投資が必要となるが、現在の国際石油価格がバレル当たり135ドルと高騰しており、この価格を維持すれば開発投資が可能となる。(2008年6月16日付けヴァロール紙)

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