日伯司牧協会、ブラジル日本文化福祉協会共催の「移民の日」先駆者慰霊ミサが6月18日午前9時か らセー広場のセー大聖堂に1,000人が参加してしめやかに営まれ、丸橋次郎首席領事、100周年記念協会の松尾治執行委員長、各日系団体代表者が出席、 商工会議所からは平田藤義事務局長が出席した。
ドン・ペドロ・サンパウロ管区大司教並びに沖縄から来伯した押川としお司教によりミサが開始され、8人の司教が並ぶ祭壇に向かって、司牧協会の人たちが日伯両国旗、バチカン旗を掲げて入場した。
オジロ大司教は「今日は日系社会だけでなく、ブラジル社会にとっても輝かしい日であり、笠戸丸移民が夢と希望を胸に新天地のブラジルに着てから100年、日本人移民はブラジル国家の建設に参加、ブラジル社会への貢献を称したい」と述べた。
ブラジルへの布教活動に生涯を捧げた中村ドミンゴス長八神父の写真を先頭に、日本人移民の農業への貢献を象徴する野菜、日本文化を表わす生け花などを捧げ、参加者一同は100周年を象徴する祈りを唱和してミサは終了した。
1000人が詰めかけたセー大聖堂の「移民の日」の先駆者慰霊ミサ