商工会議所は12月11日午後7時30分からインターコンチネンタル・ホテルに190人が参加して、西林万寿夫総領事御夫妻歓送会を兼ねた忘年会を開催、進行役は和田亮相互啓発委員長が担当、関西訛りの強い和田委員長は和やかな雰囲気を醸し出しながら忘年会にぴったりの司会となり、ピアニストの矢崎愛さん、サックス奏者の草村芳哉さんによるデュオ演奏が会場の雰囲気を一層盛り上げていた。
初めに田中信会頭が「年年歳歳花相似たり、年年歳歳人同じからず」と中国の詩を引用して、会議所は今年も多くのメンバーをお送りし、多くのメンバーをお迎えしてあっという間に1年がすぎ、日本移民100周年の今年は皇太子殿下を初め多くの要人、企業トップが来伯したが、記念行事は大成功を収めた。
西林万寿夫総領事は赴任してきて3年4ヶ月で今回の忘年会は4回目の出席でその上、歓送会まで開いて戴いて本当に感激しています。3年4ヶ月を振り返ると日伯経済関係の緊密化が更に盛り上がってきており、特に日本移民100周年の今年は追い風になり、皇太子殿下を初め、多数のビジネスのトップリーダーが相次いで来伯したのは特筆されるべき出来事であった。
またブラジルが日本に注目を浴びるようになり、皆さんはブラジルの真の姿を本社の人に伝えてほしい、また中長期的に見るとブラジルは買いであるとも伝えていただきたい、今年はさまざまな記念事業が成功し、私は非常に運が良かったと感謝の意を述べた。
続いてインターコンチネンタル・ホテルのフランシスコ・ガルシア総支配人は忘年会の利用に御礼を述べ、後藤隆顧問は今夜だけは世界金融危機を一時忘れて楽しみましょうと乾杯の音頭をとった。
また著名なサンバダンサーのYUKACHANがブラジル各地のサンバの違い、歴史、踊り方など舞台上でパフォーマンスを見せながら、日本語とポルトガル語で説明して拍手喝采を浴びていた。
その後特別景品の抽選会が行なわれ、景品提供企業の代表から当選者に景品が手渡された後、突然照明が消えてサンパ衣装姿のYUKACHANが再登場して踊りながら舞台に上がってサンバを披露、サンバを踊りながら退場したが、拍手喝采を受けて大いに雰囲気が盛り上がり、最後に「蛍の光」を全員で合唱して閉会、参加者はそれぞれ景品を受取って満足そうに会場を後にした素晴しい忘年会となった。
和やかな忘年会の様子