南米安田保険は創立50周年記念式典を盛大に開催

   創立50周年を迎えた南米安田保険(米倉立二郎社長)は損保ジャパン本社の佐藤正敏取締役社長 を迎え2009年6月3日午後7時30分からカーザ・ファザーノで創立50周年記念パーティを盛大に開催した。式典には在サンパウロ総領事館の大部一秋 総領事をはじめ大勢の顧客、ブローカーおよび行政当局また会議所関係者など約300名が参加した。

   司会者はグローボ局の有名なジャーナリストのエバリスト・コスタ氏が務める等、同社半世紀の歩みをまとめた映像が会場の大スクリーンに映し出され会場をドオッーと沸かした。歴史の変遷と時代背景が手に取るように解り、そのユニークな企画から南米安田の将来に向けた創造的な斬新さが垣間見られた。

   初めに本社損保ジャパンの佐藤正敏社長が出席者の方々に対し丁寧に御礼を述べた後、昨年、損保ジャポンは創立120周年を迎え、更なる事業基盤強化に向 け、日本興亜損害保険と経営統合を決定、新たな保険グループを創設、成長分野である海外事業にも重点的に経営資源配分を行っている事を強調。

   50周年を迎えた企業保険分野や内部管理体制に強みを持つ南米安田の事業拡大のために、ブラジル保険業界で個人保険分野や営業力に強みを持つマリチマ・セグーロス社に50%の資本参加を決定、ブラジルに於ける損保ジャパングループの保険事業を、さらに大きく拡大して行きたいと力強く挨拶した。

   続いて南米安田保険の米倉社長は初めに大部一秋総領事を初め多くの来賓の参加に対して丁寧に御礼を述べ、極めて流暢なポルトガル語で「ブラジルで50年間 も営業活動が継続できたのは寛大なブラジル社会と移民100年を迎えてブラジル社会で信頼されている日系コニュ二ティのお蔭であり、更なる同社のブラジル での事業拡大のためにマリチマ・セグーロス社に資本参加を決定したが、今後も損保ジャパンのお客様第一の経営理念でブラジル社会に貢献するために、皆様の ご支援をよろしくお願い致します」と挨拶した。

   大部一秋総領事ほか関係諸団体長などの来賓が紹介された後で夕食会が始まり、ブラジルの超一流歌手のエルバ・ハマーリョが素晴しいショーで創立50周年記念パーティに花を添えた。商工会議所からは田中信会頭、平田藤義事務局長がお祝いにかけつけた。

  ブラジル保険会社Maritima Seguros社の株式取得プレスリリース

   単刀直入・簡潔明瞭、ユニークさで定評のある米倉社長から同社の創立50周年記念式典の招待に預かり参加させていただいた。式典をブラジル風のショーにアレ ンジ、有名なニュース・キャスターや一流歌手が出演、参加者を大いに沸かした。本社社長の冒頭挨拶の一節にポ語を挿入する配慮、米倉さんは徹頭徹尾、流暢 なポ語だけによるスピーチなど全く印象的だった。

   半世紀の間、南米安田で馴染み・親しみがある歴 史の重みとブランド力に加え、その式典には、本社損保ジャパンから佐藤社長が駆けつけ、成長分野である海外事業の展開に対し重点的に経営資源を配分、同グ ループでは過去最大規模の約150億円を、当地マリチマ・セグーロス社に出資宣言、南米安田は今又さらなる飛躍のスタートを切った。

   同グループは常に「お客様第一」主義、節目を新たな出発点とし何時の時代、何処の世界でも共通する普遍の経営理念に徹する限り、南米市場制覇は約束されてい るも同然だ。将来もより一層の活躍と発展を祈りたいと、平田事務局長は最近の進出会員企業各社の目覚しい躍進・健闘振りを褒め称え、慶びを隠しきれない様子で語った。

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