環境委員会主催のカーボンクレジット取引セミナー開催

   環境委員会(杉山俊美委員長)は2009年6月16日午後2時から6時近くまで「カーボンクレジット取引」セミナーを開催、司会は内田肇副委員長が務め、初めに三井住友銀行のチアゴ・ロッケ部長が「カーボンクレジット取引入門」と題して、1992年にリオで開催された地球サミットで開始したカーボン取引、2005年の京都議定書などの推移を紹介、地球温暖化ガスの種類、京都議定書のメカニズムやクリーン開発メカニズム(CDM)について説明した。

   LatAm da Lloyd´s社のルイス・カルネイロ部長は「地球温暖化効果ガス」について、地球温暖化効果ガスの削減、CO2クレジットの商業化、サンパウロ市のCO2削減法令、代替燃料による効果ガス削減、ISO14064、各国の排出規制などについて説明した。

   三井住友銀行のファビアナ・ロドリゲス部長は「クリーン開発メカニズムプロジェクトへのファイナンス」について、カーボンクレジット取引の世界のマーケット、京都議定書の仕組み、取引価格の推移、クレジット取引市場、プロジェクトの種類、ブラジル国内でのプロジェクト、クレジットの出資先などについて説明した。

   最後に三菱コーポレーションのダイキ・ツカハラ部長は「三菱コーポレーションのCDMの取組」について、組織チャート、排出権削減ビジネスユニット、京都議定書に沿ったセールス、CDMプロジェクトリスト、世界各地のプロジェクトマップ、世界のCDMデベロッパーランキングなどについて説明した。

             

左から南信行副委員長/杉山俊美委員長/講演者のファビアナ・ロドリゲス氏/ダイキ・ツカハラ氏/チアゴ・ロッケ氏/ルイス・カルネイロ氏/内田肇副委員長

              

             中央奥はカーボンクレジットセミナーで環境委員会の活動を説明する杉山委員長

 

 

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