フリージャーナリスト外山脩氏のポルトガル語版「百年の水流」記念出版会

フリージャーナリストの外山脩氏の日本語版「百年の水流」がベストセラーとなってポルトガル語版出版の要望が大きかったが、2009年8月18日午後7時から日本移民史料館でブラジリアから島内憲大使、サンパウロ総領事館の大部一秋総領事など200人がお祝いに駆けつけて、ポルトガル語版「百年の水流」(Cem anos de águas corridas)記念出版会が開催された。商工会議所からは田中信会頭、平田藤義事務局長が参加した。

2006年に出版された日本語版「百年の水流」はコロニア文学賞を受賞したベストセラー作品であり、コチアや南伯産組の崩壊、南銀の買収や勝ち組、負け組の抗争など日系コロニア百年の歴史を長年の取材や歴史資料を基に描いた力作で、2007年からポルトガル語への翻訳作業が行なわれてこのたび完成、外山氏は「14年かけて死ぬ思いで執筆、特に真実を把握するのに苦労した」と感想を述べてた。

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=30146