機械・金属部会に19人が参加して業種別部会長シンポの発表資料作成

今年初めての機械・金属部会(西岡勝樹部会長)が2009年1月21日正午から2時まで商工会議所大会議室に19人が参加して開催、2月9日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために、参加者が昨年の回顧と今年の展望について発表した。

2009年の回顧では金融危機の影響で大半の企業は上半期に大きく影響を受けて業績が悪化していたが、ブラジルはいち早く金融危機を脱出した下半期からの業績回復が目立った。

高速鉄道の新幹線プロジェクト、都市交通のモノレール案件、中国を除く鉄鋼関連需要の減少、環境関連事業への関心の高まり、エタノール需要の落ち込み、設備投資の悪化、ペトロブラス関連は堅調に推移、工業製品税(IPI)の減税、在庫調整などが話題となった。

2010年の展望として大型国家プロジェクト、ワールドカップやオリンピック開催によるインフラ整備、大統領選挙の行方、公共事業の継続、造船部門の活発化、設備投資の拡大、中小企業の資金繰り、為替の行方、最低サラリーのインフレ以上の調整、ボルサ・ファミリア、340万台が見込まれている四輪、二輪に対するタイトなクレジット、中国製品の増加、困難なビザの取得などが話題となったが、大半の参加者は昨年の大幅な落ち込みから回復すると見込んでいる。

参加者は西岡部会長(日立)、林副部会長(メタルワン)、大井副部会長(前川製作所)、原口氏(CBC重工)、渋谷氏(川崎重工)、浅井氏(コマツ)、右成氏(京セラ)、田中氏(京セラ)、駒形氏(MCC)、宮崎氏(ブラジルMMC),原田氏(ミツトヨ)、杉山氏(新日鐵)、村田氏(NSK),北原氏(ヤンマー)、渕上氏(ユシロ)、岸氏(ユシロ)、加藤領事(サンパウロ総領事館)、黒木調査員(サンパウロ総領事館)、平田事務局長

19人が参加して業種別部会長シンポの資料作成で意見交換(fotos Rubens Ito/ccibj)

左から西岡勝樹部会長/大井直樹副部会長/林浩副部会長

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