環境委員会主催の「日本鉄鋼業の省CO2活動とブラジル鉄鋼業への移管状況」セミナーに24人が参加して開催

環境委員会(杉山俊美委員長)主催の「日本鉄鋼業の省CO2活動とブラジル鉄鋼業への移管状況」セミナーが2010年3月30日午後3時から4時まで24人が参加して開催、南米新日鉄の出見宏之氏が講演を行った。

出見氏は初めに日本では鉄鉱石や石炭、コークなどの原材料はほとんど輸入に頼っているために、いかに効率よく廃エネルギーの回収や再利用、原材料の最大源の効率的利用、また環境に優しい省エネに取り組んでいることを説明した。

日本の大手メーカーは鉄ダスト系副産物のリサイクルで世界最大の能力を有する回転炉床式還元炉(RHF:Rotary Hearth Furnace)が1製鉄所で本格稼動を開始、「ゼロエミッション」「省資源」「省エネルギー」の体制を一層推進、日本は世界でも最も進んだエネルギー効率技術や省エネ技術を有しており、将来的に新設するブラジルの製鉄所への技術指導や移転などで協力、また二酸化炭素の削減技術のノウハウの移転などについても説明した。

講演する南米新日鉄の出見宏之氏(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

環境問題の関心の高い参加者

 

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