小沢鋭仁環境大臣がペトロブラスを訪問

ブラジルを訪問中の小沢鋭仁環境大臣が2010年7月19日にペトロブラス本社を訪問、ジョゼ・ガブリエリ・デ・アゼヴェード社長がバイオ燃料に対する事業などについて説明した。

ガブリエリ社長はバイオ燃料の生産能力増加や国内消費並びに輸出に対応するための輸送ロジスティックについて説明、”わが社はサステナビリティと環境問題に取り組んでいるエタノール生産のトップ企業と共同で、国際市場での競争力を高めるためにアルコールパイプラインを建設中”であると説明した。

同社長はペトロブラスと日本アルコール販売は共同出資で日伯エタノール社を設立、東京都市圏でのエタノールのガソリン混入比率3%のE3利用の経済性や技術について説明、一方、小沢大臣はペトロブラスが買収した南西石油並びに日伯エタノール社との日本全国でのエタノール販売計画の重要性を強調した。

小沢大臣はエタノール事業に関するイニシアチブ並びにペトロブラスがエタノール事業部門で資本参加しているグアラニーグループのヴェルテンテ工場に対して称賛、また小沢大臣は”日本政府は2020年までにエタノールのガソリン混入率を10%に引上げる可能性を検討している”と説明した。

また小沢大臣はブラジル産エタノールの輸入関税の低減、日本での代替え燃料使用を促進するために、化石燃料の輸入関税の引上げの検討などについても説明した。

小沢大臣との会合にはペトロブラス国際部のジョージ・ルイス・ゼラダ取締役、バイオ燃料部門エタノール担当のリカルド・カステロ・ブランコ取締役、環境・安全部のリカルド・アゼヴェード上級マネージャー、日伯エタノールの寺部国行副社長、在リオデジャネイロ総領事館の荒川吉彦総領事などが参加した。 (出所: Agência Petrobras).

左から握手する小沢鋭仁環境大臣/ペトロブラスのジョゼ・ガブリエリ・デ・アゼヴェード社長(fotos: Agência Petrobras)..

中央は握手する小沢鋭仁環境大臣/ペトロブラスのジョゼ・ガブリエリ・デ・アゼヴェード社長

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=34292