貿易部会(伊藤友久部会長)が2012年2月1日午後3時から4時まで9人が参加して開催、ジェトロ・サンパウロセンターの紀井 寿雄調査担当ディレクターが作成したドラフト資料を基に意見交換を行った。
昨年のブラジルの貿易は輸出入とも大幅増加、貿易収支も増加、主要商品別輸出では一次産品伸び率がトップ、輸出製品別輸出ではコモディティ価格の高騰でコーヒー、鉄鉱石、大豆や鉄鋼半製品の大幅な増加、乗用車や航空機などの完成品輸出が微減、輸出相手国では中国が米国を抑えてトップとなっている。
日本向け輸出は5位、輸入は大半が原油輸出のナイジェリアに抜かれて7位に後退、主要製品別輸入では資本財が軒並み増加、特にアジアからの自動車輸入が急増、ブラジルの貿易はアジア、ヨーロッパ並びに米国と地域別に均衡、対内直接投資は過去最高、統計表に表れない第3国経由の中国の投資、農畜産や鉱業部門への大幅な増加の直接投資、グリーンフィールドからM&Aの増加、ブラジルコスト、国家衛生監督庁(Anvisa)の審査遅延や保護主義に対するビジネス環境改善問題など大いに意見交換が行われた。
参加者は伊藤部会長(ブラジル住友商事)、紀井氏(ジェトロサンパウロセンター)、長谷川氏(伯国三菱商事会社)、大杉氏(ブラジル三井物産)、鈴木氏(豊田通商)、田村氏(ブラジル住友商事)、三瓶氏(テルモ)、佐々木副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長
中央は貿易部会の発表資料の取りまとめを行う伊藤友久部会長(Foto: Rubens Ito / CCIJB)
ジェトロ・サンパウロセンターの紀井 寿雄調査担当ディレクターが作成したドラフト資料を基に意見交換