化学品部会に16人が参加して業種別部会長シンポの発表資料作成で意見交換

化学品部会(藤下温雄部会長)が2012年2月2日午後3時から5時まで16人が参加して開催され、ドラフト資料を基に業種別部会長シンポの発表資料作成のために、参加者が自社の昨年の回顧と今年の展望をそれぞれ発表した。

昨年の回顧では、自動車保有台数増加によるマーケットの拡大、中国からの安価な輸入製品増加による競争激化、連邦政府による景気抑制策の導入による影響、レアル高の為替、人件費の高騰、税務裁判の長期化によるコストアップ、中国製違法品との競合、ヨーロッパの債務危機の影響、綿作栽培面積拡大による需要増加、東日本大震災やタイの洪水による部品不足、円高の為替などの要因が経営に大きく影響したことが発表された。

今年の展望では、レアルの為替動向、インフレ以上の最低サラリー調整による低所得層の購買力アップ、人件費の高騰、中国経済の鈍化の影響、中国製違法品との競合、インフレ圧力懸念、韓国・中国メーカーのブラジル進出、内需拡大、ジェネリック製品の上市、登録規制、継続する円高現地大手メーカーへの保護政策による影響、景気後退懸念、新規ビジネス開始などが挙げられた。部会活動は昨年同様に積極的に行っていくことで参加者が同意した。

参加者は藤下部会長(ハリマ化成)、大澤副部会長(ダイカラー)、江口副部会長(K-I ケミカル)、白崎氏(ブリジストン)、友納氏(富士フイルム)、滝沢氏(久光製薬)、帆足氏(クララ・サウスアメリカ)、井上氏(クリタ・ブラジル)、岡部氏(三井ケミカル)、町井氏(日曹ブラジレイラ)、松下氏(住友化学)、池田氏(住友化学)、鈴木氏(住友コーポレーション)、石井氏(東洋インク・ブラジル)、黒木調査員(在サンパウロ日本国総領事館)、平田事務局長

左から江口副部会長(K-I ケミカル)/大澤副部会長(ダイカラー)/藤下部会長(ハリマ化成)(Foto: Rubens Ito / CCIJB)

ドラフト資料を基に業種別部会長シンポの発表資料作成のために、参加者が自社の昨年の回顧と今年の展望をそれぞれ発表

 

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