日伯文化連盟(アリアンサ)の業務説明会に33人が参加

日伯文化連盟(アリアンサ)の業務説明会”アリアンサの集い”が2012年5月18日午後4時から6時まで33人が参加して開催、同連盟は日系企業の新規進出、拡大、グロバリゼーション、現地化に必要な人材の育成を主活動の一つにしている。

会談は現地化(ブラジルにおける人材の有効活用)を目的とした日系企業のニーズの把握、日系企業の管理職及び技術者に対する通訳を行う現地従業員、中間管理職を務める現地従業員、管理職を目指す能力を保有する現地従業員のニーズの把握、ブラジルで活躍される日系企業の駐在員並びに家族がポルトガル語を学ぶニーズの把握、日系企業のニーズに対応するために、現在の日本語講座をどのように見直すかなどを把握する事を目的にしている。

初めにアリアンサのアンセルモ・中谷会長が開催挨拶として、同連盟は今年で創立56年を迎え、その間毎年約3000人(日系約2/3非日系約1/3)が日本語と日本文化を学んでおり、そのうち75%は大学生・大学卒業生、そして約45%は20歳から30歳の若者であり、従って同連盟は優秀な人材供給源の一つであることを説明した。

またグロバリゼーションを目指して同連盟は最近、国際交流基金と伯米文化連盟と業務提携を結び、この結果、日本語/ポルトガル語/英語の能力を有する人材の育成が可能となり、日本人駐在員並びにその家族のためのポルトガル語教室の充実、更には出張教室の開始、通信教育の準備も行っていることを説明、またアリアンサ並びに国際交流基金、伯米文化連盟の参加者を紹介した。

近藤正樹会頭が急用で出席できないために代理として開催挨拶を行った平田藤義事務局長は、今後は人的資源管理が非常に重要となり、2月に大阪商業大学の古沢昌之教授を迎えて、ブラジル進出企業における「日系人の活用」等に関するセミナーを開催したことや日本語・英語・ポルトガル語ができる人が絶対的に不足しているために、アリアンサは会員企業にとって活用できるために、これを機会に定期的な開催を勧めた。

ジャケリーニ・ナベタ校長がポルトガル語でアリアンサの活動を紹介、国際交流基金サンパウロ日本文化センターの深野昭所長がアリアンサと提携しているJF日本語講座「まるごと」を紹介、伯米文化連盟のシルビア先生が同連盟の英語講座を紹介、最後にアンセルモ会長は配布したアンケート用紙への記入を依頼、また質疑応答では活発な意見交換が行われ、アリアンサ主催のカクテルパーティでも引き続き意見交換が行われた。

アンケート結果 (7月4日付アリアンサより送付、回答者へ事務局便り)

日伯文化連盟(アリアンサ)のアンセルモ・中谷会長

33人が参加して開催された“アリアンサの集い”

左からアンセルモ・中谷会長/開催挨拶を行う平田事務局長

左からセミナーの打合せを行う平田事務局長/江上相互啓発委員長/日伯文化連盟(アリアンサ)のアンセルモ・中谷会長/上野企業経営委員長

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