8月の懇親昼食会は2012年8月10日正午から午後2時まで、インターコンチネンタルホテルに100人が参加して開催、フレデリコ・ラメゴ・テイシェイラ・ソアーレスSENAI 国際部長がテーマ「未来を担うSENAI」と題して講演、司会は平田藤義事務局長が務めた。
特別参加者としてフレデリコ・ラメゴ・テイシェイラ・ソアーレスSENAI国際部長並びにマルコ・ファラー二ABC (Agência Brasileira de Cooperação – ブラジル協力機関) 長官、ルイス・ニシモリ連邦下院議員、パウロ・ヒライ AOTS (海外技術者研修協会)アラムナイ 会長、荒木要在ブラジル日本国大使館参事官、小林雅彦在サンパウロ日本国総領事代理、 SENAIのライサ・アンドレッサ・ロッシテール市場調査部長、エロイーザ・ケーリギ市場調査アナリストが紹介された。
連絡事項として、堀内勝監事が8月6日に開催された監事会で2012年第2四半期監査について、「2012年の第2四半期の会議所の業務の遂行と会計処理は適正であった」ために承認されたことを報告、また2013-14年度理事監事選挙について、2013/2014年度監事選(理事選挙日程と同時)について報告、澤田吉啓総務委員長は会議室貸出について、会員外でも利用できアクセスが便利な地下鉄ブリガデイロ駅に前にあり、プロジェクター、ワイヤレス、マイクサウンドシステムがそろっており、面積は120平方メートル、仕出し弁当やミネラルウオーターの手配が可能であり、半日使用の会員向け料金は300レアル、会員以外は370レアルと安いので大いに利用してほしいと説明、また今月21日に開催される業種別部会長シンポジウムは午後1時から6時までチボリホテルで開催されるので、会員以外の人を誘って参加してほしいと説明した。
代表者交替では帰任するNIPPON EXPRESS DO BRASIL TRANSPORTES INTERNACIONAIS LTDA.の和田亮社長は、2006年6月に着任、着任後3日間でブラキチになり、いい時代にブラジルに勤務したことを誇りに思っていると説明、着任したKAWASAKI DO BRASIL INDÚSTRIA E COMÉRCIO LTDA.の渡辺健司氏は4月に着任したが、バイア州の造船所エスタレーロ エンセアーダ ド パラグワスへの30%出資と同社への技術移転に調印したことやリオにも事務所を構えて積極的に事業展開すると説明した。
新常任理事紹介ではパナソニックの村上廣高社長 (日伯法律委員長)並び伊藤忠ブラジル会社の林正樹社長(企画戦略委員長)が積極的に会議所活動を行うと説明した。
新入会員紹介では、ENGEMON ENGENHARIAのエドアルド・マキオ氏が同社の事業をパワーポイントを使って説明、3分間スピーチではJimmy Tozu氏が青年会議所(JCI)30周年記念式典について、9月1日に開催するので、会議所の会員の記念式典への参加を促した。
特別スピーチではABC (Agência Brasileira de Cooperação – ブラジル協力機関)について、 マルコ・ファラー二長官は月内に在日ブラジル総領事に就任するが、ヴィザの発給が遅れているためにすぐに調査を開始、また必要であれば何でも相談してほしいと述べ、西森ルイス下議は、ABCで活躍しているファラー二長官は在日ブラジル総領事に就任、その後大使になると思うと述べ、平田事務局長は研修ヴィザや就労ヴィザ問題解決について、ファラー二長官に協力を要請、AOTS (海外技術者研修協会)アラムナイについて、パウロ・ヒライ会長は事業目的、財団法人海外産業人材育成協会(HIDA)、海外貿易開発協会(JODC)、日本における管理研修、特殊研修活動、企業に対するサポート活動などについて説明した。
会頭代行の澤田吉啓専任理事が講師歓迎の辞を述べ、在ブラジル日本国大使館の荒木要参事官が講師を紹介、 フレデリコ・ラメゴ・テイシェイラ・ソアーレスSENAI 国際部長はテーマ 「未来を担うSENAI」と題して、 SENAI の目的は従業員を中心とした職業訓練教育であり、その特徴は、必要な学歴もあわせて取得できるよう、初等教育をあわせて行うコースや全日、または夜間のコースなど、正規の学校教育を組み入れた職業訓練コースを用意、ブラジル工業界の生産コストの削減と生産性向上を通じ競争力を高めるというニーズに応え、製品自動化分野の中堅技術者育成を図るために積極的にテクノロジー部門やイノベーション部門のコースを拡大しており、昨年の受講者は258万人、2014年には400万人に増加すると予想、ブラジルのグローバル競争力をつけるために非常に貢献していると説明した。
ソアーレスSENAI 国際部長はブラジルの競争力強化にはインフラの改善、優秀なマンパワーの拡大、イノベーション、国際化などが必要であり、SENAIではテクノロジー部門並びにイノベーション部門の拡大、大学や開発センターとの提携、受講生の拡大、各州に網羅されているSENAI網、23セクターに亘るイノベーション部門、拡大を続ける投資などについて説明、SENAIのライサ・アンドレッサ・ロッシテール市場調査部長は全国工業訓練サービス(SENAI)について、工業連盟に加盟する企業により従業員給与総額の1%以上を全国的に徴収した金額で運営される民間機関で、各州ごとに分権化された運営がなされ、目的は従業員を中心とした職業訓練教育であり、従業員への訓練を行うと同時に日本からの援助による独立した高卒程度の訓練学校も擁しており、その特徴は、必要な学歴もあわせて取得できるよう、初等教育をあわせて行うコースや、高校段階を併修出来る全日、または夜間のコースなど、正規の学校教育を組み入れた職業訓練コースを用意しており、職業訓練機関が学校教育の一部を肩代わりするというこの方式を採用していることを説明、講演後に澤田吉啓専任理事からソアーレスSENAI 国際部長に感謝プレートが贈呈された。
フレデリコ・ラメゴ・テイシェイラ・ソアーレスSENAI 国際部長 (Fotos: Rubens Ito / CCIJB)
SENAIのライサ・アンドレッサ・ロッシテール市場調査部長
会頭代行の澤田吉啓専任理事
マルコ・ファラー二ABC (Agência Brasileira de Cooperação – ブラジル協力機関) 長官
パウロ・ヒライ AOTS (海外技術者研修協会)アラムナイ 会長
左からフレデリコ・ラメゴ・テイシェイラ・ソアーレスSENAI 国際部長/澤田吉啓専任理事/小林雅彦在サンパウロ日本国総領事代理
左から荒木要在ブラジル日本国大使館参事官/フレデリコ・ラメゴ・テイシェイラ・ソアーレスSENAI 国際部長/澤田吉啓専任理事
左からマルコ・ファラー二ABC (Agência Brasileira de Cooperação – ブラジル協力機関) 長官/ルイス・ニシモリ連邦下院議員/天野一郎専任理事
左から澤田吉啓専任理事/フレデリコ・ラメゴ・テイシェイラ・ソアーレスSENAI 国際部長/SENAIのライサ・アンドレッサ・ロッシテール市場調査部長/エロイーザ・ケーリギ市場調査アナリスト
左から平田藤義事務局長/パウロ・ヒライ AOTS (海外技術者研修協会)アラムナイ 会長/マルコ・ファラー二ABC (Agência Brasileira de Cooperação – ブラジル協力機関) 長官
講演者を囲んで記念撮影
懇親昼食会の様子