パイロットペン新工場竣工式に会頭と事務局長が出席

2013年1月14日、サンパウロ州ジュンジアイー市で行われたパイロットペン新工場竣工式に、会議所から近藤正樹会頭と平田藤義事務局長が出席した。

式典ではまずはじめにエドゥアルド・ヨシダ ディレクター(パイロットペンブラジル)が同社の沿革について説明、続いて早乙女辰男社長が挨拶を行い、社名パイロットの如く「水先案内人」としての同社の社会的また環境への使命などについて述べ、挨拶の中で60周年の節目に新工場設立が実現したことに感謝の意を表した。日本本社よりお祝いに駆け付けた渡辺広基代表取締役社長も続けて挨拶を行い、ブラジル工場の重要性について触れている。その後福嶌教輝サンパウロ総領事とペドロ・ビガルジ市長(ジュンジアイー市)が祝辞を述べ、盛大に竣工式が執り行われた。

※パイロット・ペン・ド・ブラジルの沿革
1954年1月創立、59年サミゲル・パウリスタに工場設立、60年サンパウロ市内に事務所を開設、76年リオ・デ・ジャネイロに支所開設、2006年ガルボン・ブエノに配送センターをオープン、2012年3月ジュンジアイー新工場定礎式が行われた。

※21代目の早乙女社長はあらまし以下のように挨拶。
パイロット・ペン・ド・ブラジルは間もなく60周年を迎え、ジュンジアイーの地に新工場を建設出来たのは名誉な事であり、ご臨席の皆様や日ごろパイロット商品を広くご愛用のユーザー並びに設立以来、会社発展に尽力頂いた社員に感謝したい。

竣工式にあたって社の進むべき航路、常にリーディングメーカーであること願って命名された「水先案内人」を意味するパイロットの使命を再認識、人と、環境、文化の創造を大切にする会社として常に一歩リードしたい。

マーカーやボールペンを主力商品とする筆記器具製造メーカー、広く市場に普及・浸透を通じ、書く事の文化、ひいては文化の創造に貢献する会社である、また使う人、作る人、売る人の三者共生の精神を基本理念としている。

商品や工場が環境に与えるインパクトや工場で働く社員に快適な作業環境に配慮、新工場は雨水を再利用できるシステム、天井から自然光を採取するなど省エネで明るい工場をめざしている。社員には明るい職場での作業、食事などくつろげる空間を配置し環境面を重視。

新工場は製造工場であると同時に、次世代に筆記具を活用される方々の養成所でもあり、またジュンジアイー市民と密着し、コミュニケーションの場としても活用していきたい。

 

左から近藤正樹会頭/福嶌教輝サンパウロ総領事/早乙女辰男社長/日本本社の渡辺広基代表取締役社長/ペドロ・ビガルジ市長/エドゥアルド・ヨシダ ディレクター(写真 Fotografos PMJ)

パイロットペン新工場(写真 ダヴィ・マルケス氏)

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