2013年11月26日、FURUKAWA INDUSTRIAL S.A(川添英世会長)は本社から吉田政雄代表取締役会長を迎え、市内のClub Transatlânticoのショールームに古河電気工業グループの最先端商品を展示・紹介、国際的な専門家を招き主に業界関係者等300人を対象にイノベーション エキスポを開いた。
イノベーション セミナーは午後一時に受け付けを開始、吉田会長によるオープニング講演につづき、日本の経験をベースにブラジルにおけるスマートグリッドの展望、光ファイバーの将来トレンド等について専門家が講演。
ショールームには同社が得意とする色々な分野の製品群が展示され、グループからの専門家達が参加者に懇切丁寧に説明、ヒッグス粒子の実験を支えた同社らしく、興味深い色々な超電導ケーブルの製品サンプルも揃え、目の前で実験を通じて超電導現象を分り易く説明した。インフラ情報通信、エレトロニクス、自動車、エネルギー等の多彩な関連製品が注目を引いた。
会議所からはホンダの定礎式の帰りに後半のプログラムに平田事務局長が駆け付け参加、又同様に福嶌教輝総領事や坪井俊宣経済担当領事等とも同展示場で合流、吉田会長から主な製品群について丁重な説明を受けた。また本社の佐藤哲哉取締役 兼執行役員常務(戦略本部長)、枡谷義雄海外営業部長、横田敦彦戦略企画室長、川岸慶一事業開発課長、伊地知哲朗事業部門長、土井ヒロユキ現地法人営業担当副社長、Ryo Watanabe VP,General Manager、Flavio R. Marques Senior Business Analyst (Data Center )の諸氏から専門分野毎の製品紹介を受けた後、ブラジルにおけるビジネス展開について意見交換を行った。
平田事務局長談話:FURUKAWA INDUSTRIAL社のFoad Shaikhzadeh社長とは2008年9月19日、パラナ日伯商工会議所30周年記念式典で名刺交換した事がある。先代の社長も日系人と進出日本企業の中では最も現地化が進んでいる模範優良企業だ。先代社長のAnselmo中谷とはブラジルの品質管理活動推進にあたって協力し合った仲間でもある。
同社は業界で一早く日本から光ケーブルの技術を導入、生産販売に着手しているパイオニア企業だ。2009年から日伯間で始まった政府間ハイレベル協議の日伯貿易投資促進合同委員会(今年から日伯貿易投資促進産業協力合同委員会に改称)で日本が技術協力出来る有望な分野、生活インフラ全体を垂直統合するスマート・シティー・プロジェクトには同社の各種製品が欠かせない。来年、進出40年を迎える同社の益々の躍進・発展を祈っている。
以下、イベントの模様 (写真提供: FURUKAWA INDUSTRIAL S.A)