新年会に200人が参加して盛大に開催

2014年の新年会は、2014年1月17日正午から午後2時までブルーツリー モルンビホテルに200人が参加して盛大に開催、司会は平田藤義事務局長が務め、昨年は会員数が記録を更新、今年は午年であり、事務局には3人の午年生まれの職員がおり、エネルギッシュに働いてもらうのでなんでも事務局に連絡を下さいと平田事務局長は新年の挨拶を行い、特別ゲストとしてフランシスコ・タルキニオ・ダウトロ マット・グロッソ州副知事、三輪 昭 在ブラジル日本国特命全権大使 / ブラジル日本商工会議所名誉会頭、福嶌 教輝 在サンパウロ日本国総領事 / ブラジル日本商工会議所名誉顧問、木多 喜八郎 ブラジル日本文化福祉協会長、 菊地 義治 サンパウロ日伯援護協会会長 、園田 昭憲 ブラジル日本都道府県連合会(県連)会長、伊澤 祐二 クイアバ日本人会会長、石塚 亮 国際協力銀行JBICリオ事務所代表、室澤 智史 JICAブラジリア所長、後藤 隆元ブラジル日本商工会議所会頭(第8代会頭)、貞方賢彦ブラジル日本商工会議所(第13代会頭)、Rafael Jun Mabe/JCIブラジル青年会議所 元会頭、Marcos Suto/JCIブラジル青年会議所 新会頭を紹介した。

三輪 昭大使は、新年の挨拶として2013年6月にジウマ大統領の訪日が決まっていたにも関わらず、直前に全国的に拡大した抗議デモの影響でキャンセルとなり、また今年は10月の大統領選挙を控えているためにジウマ大統領の訪日は難しく、また今年1月に安倍首相はモザンビークを訪問して活発な外交を展開しているが、今のところブラジル訪問の予定はないと説明した。

また今年のブラジル経済を牽引するのは民間投資であり、昨年は日本から造船関連企業3社がブラジルに進出、プレソルト原油開発の成功に大きく寄与すると予想、昨年は多くの県知事などがブラジルを訪れ、フリービザの重要性を日本政府に働きかけたのは商工会議所の働きかけが大きく影響した。

また昨年のブラジルからの日本の理工学部への留学は85人、今年は99人が留学予定であり、帰国後の日本の理工学部の評判が高くなって、更に留学生が増加して若い人の交流がさらに活性化すると説明した。

フランシスコ・タルキニオ・ダウトロ マット・グロッソ州副知事並びに三輪大使、福嶌総領事、伊吹副会頭 特命担当委員長、遠藤専任理事 相互啓発委員長がそろって鏡開きを行い、福嶌総領事が乾杯の音頭をとって、お節料理の食事が始まった。

ブルーツリーホテルのエリアナ・リベイロ取締役並びに広瀬純子取締役は、同ホテルでの新年会の利用に対してお礼を述べ、今年はワールドカップが開催されるために、ブラジル選抜並びに日本選抜のユニホームの展示などワールドカップ一色にしたことなどを説明した。

連絡事項で上野秀雄総務委員長は、2月20日午後1時から午後6時まで2014年上期の業種別部会長シンポジウムの開催を案内、副題はどうしたブラジル経済 -W杯と総選挙のインパクト-、各部会は発表資料の作成で部会を開催するために、事務局と連絡を取って部会開催日時を決めてほしいと説明した。

代表者交代挨拶でTOYOTA DO BRASILの近藤剛史新社長は、前任の中西俊一社長が担当した渉外広報委員長に就任、今年は積極的な自動車販売を展開して盛り返すと強調、HITACHI BRASIL LTDA.の岩山敏郎前社長は1995年からブラジル勤務、皆様には非常にお世話になりましたと挨拶を述べ、後任の池辺和博社長は、ブラジルは5カ国目の海外勤務地であり、ロンドン勤務並びに北京勤務時はオリンピックが開催され、2016年のリオのオリンピック時にも勤務している可能性があると説明、SINTO BRASIL PRODUTOS LTDAの対会議所代表の伊藤直樹 内部統括調整役は今年1月7日に着任、リマ並びにボゴタ、ブエノス・アイレス、ポルトガル、メキシコでも勤務経験があると説明した。

新入会員紹介では、OJI PAPÉIS ESPECIAIS LTDAの藤田 裕丈氏は、2013年8月にパウリスタ大通りで事務所を開設、セニブラやピラシカーバでも工場を擁していることを説明、UNICHARM DO BRASIL IND. E COM. DE PRODUTOS DE HIGIENE LTDA.の石川 雅史氏は、昨年、ブラジルに赴任する前は石川県の生産工場の工場長をしており、ブラジル勤務では労働法、税金、関税など難しい問題が多く葛藤していると説明、H.I.S. TURISMO BRASIL LTDAの佐々木 伸二氏は、昨年から法人ビジネスを開始、航空券の手配や送迎などなんでも行うが、質を重視して仕事を行っており、またわが社はスピーディ-な対応に強みがあり、日本国内に280店舗、海外に115支店を展開、ヴィデオで同社の他社と違う対応を紹介、ETIHAD AIRWAYSのChristophe Didier氏は、日本乗り入れ都市として成田・名古屋があり、サンパウロからはアブダビ経由で運行しており、特にファーストクラスは世界最高であると強調、新入会員に対して村田俊典副会頭は会員証を授与した。

2013/2014年度常任理事会および監事会の紹介では、村田俊典財務委員長は会員企業が大幅に増加したためにお金を正しく、無駄なく使って更に会員増加を行い、また昨年11月から会員獲得キャンペーンを開始したと説明、伊吹洋二特命担当委員長は、サンパウロ州以外の州との関係強化を行っており、昨年はウルグアイのメルコスール事務局本部のイヴァン・ハマーリョ事務総長との意見交換会開催などについて説明、副会頭に就任した上野秀雄 総務委員長は会員のニーズを聞いてより良くしてゆきたいと説明、江上知剛 異業種交流委員長は、昨年、異業種交流委員会は6回の講演会を実施、普段付き合いのない人との交流を活性化させたいと説明、廣瀬孝 環境委員長は、バイオエネルギーや再生可能エネルギー分野で高度な技術を擁する日本企業の技術を活用、今後はビジネスチャンスを探す活動をしたいと説明、林正樹 企画戦略委員長は、サンパウロ州工業連盟(FIESP)や米国商工会議所、フランス商工会議所との交流を深める機会を作るので積極的に参加してほしいと説明した。

遠藤秀憲 相互啓発委員長は昨年はサンタ・カタリーナ州の白ワインと牡蠣に走ったが、今年は会議所にふさわしい見学会を実施すると説明、黒子多加志 企業経営委員長は、ポルトガル語の勉強を兼ねて月例会の労働問題研究会に積極的に参加してほしいと説明、近藤剛史 渉外広報委員長は、会議所のホームページの充実をサポートしたいと説明、石田靖博 日伯経済交流促進委員長は、日伯経済交流について企画、貿易投資委員会や日伯経済合同委員会への働きかけを積極的に行うと説明、中村 敏幸 監事会議長は15年以上に亘って監事会に参加、藤井敏晴監事の後任としてカロリーナ・サカマ監事が就任したことを説明、原 敬一監事は昨年から監事に就任、商工会議所の支出は清く正しく使用するように監視すると説明、カロリーナ・サカマ監事は誠心誠意がんばりますと説明した。

JCI新会頭の挨拶でマルコス・スト青年会議所(JCI)会頭は2004年にJCIに参加、JCIは社会的責任をこっており、「里帰り」など色々なプロジェクトを抱えていると説明、3分間スピーチで園田昭憲 県連会長は日系社会最大のフェスティバル・ド・ジャポンには、3,000人の日系学生がボランティアで協力、県費留学生はすでに5,000人に達しており、日本進出企業にとっては人材発掘の場であると説明、伊澤祐二クイアバ日本人会会長はマット・グロッソ州の日本祭りは今年が第4回目で8万人が参加予定、また6月24日にワールドカップの日本とコロンビアの大戦では日本選抜をサポートすると説明、  Datagro社のジアンカルロ・ゴダノ氏は、Global Agribusiness Forumについてヴィデオで紹介、特別参加のフランシスコ・タルキニオ・ダウトロ マット・グロッソ州副知事は、地元のクイアバ市でワールドカップの日本とコロンビア戦に期待しており、同州ではパンタナルなど素晴らしい観光地があり、特に日本からの観光客に対して精一杯歓迎すると説明した。

新年の挨拶を行う三輪 昭 在ブラジル日本国特命全権大使 / ブラジル日本商工会議所名誉会頭

 

フランシスコ・タルキニオ・ダウトロ マット・グロッソ州副知事

左から鏡開きを行う福嶌 教輝 在サンパウロ日本国総領事 / ブラジル日本商工会議所名誉顧問/フランシスコ・タルキニオ・ダウトロ マット・グロッソ州副知事/三輪 昭 在ブラジル日本国特命全権大使 / ブラジル日本商工会議所名誉会頭/伊吹洋二副会頭/遠藤秀憲 専任理事

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

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