法律に関する「日本ブラジル国際シンポジウム」開催

2015年8月18日~20日、サンパウロ大学法学部で日伯両国の法律・文化交流を推進する「日本ブラジル国際シンポジウム」が開催された。日伯法律文化協会(本林徹理事長)と伯日比較法学会(二ウトン・シウヴェイラ理事長)の共催で、後援は在サンパウロ日本国総領事館及び当商工会議所。日伯外交関係樹立120周年記念事業でもある。

3日間にわたって「裁判外紛争解決手続き(ADR)」、「競争法」、「日伯2国間における司法共助」、「民法および消費者法の契約改正」、「M&A」、「コーポレートガバナンスとCSR」などのテーマを取り上げた。

初日は120周年記念展覧会のオープニングに始まり、続いて貴賓室にて開会式典が行われた。式典ではマリア・アルミンダ・ナシメント・アルーダサンパウロ大学副学長、ジョゼ・ロジェリオ・クルス・エ・トゥッチ同法学部長のスピーチに始まり、梅田邦夫大使や外務省のジョゼ・アウフレド・グラッサ・リマ局長(対アジア政策担当)、USP法学部出身のニウトン・シウヴェイラ理事長、渡辺和夫元高等判事らが講演を行った。

梅田大使は「日本にとってのブラジルの重要性」、「刑事司法分野における協力」、「人的交流拡大」、「経済関係強化」について紹介し、特に最後のトピックでは当商工会議所の外国投資増加を目指した改善策「さらなる投資実現に向けた行動計画」(AGIR)についても説明。

開会式にはジュンイチ・サイトウ 前空軍大将の他、ブラジルの法曹界を代表する多くのプロフェッショナルが参加し、商工会議所からは平田藤義事務局長が代表として出席した。

Fotos: Jiro Mochizuki/Fatos BJ

開会式での登壇者席

来賓席

登壇者及び来賓との記念撮影

 

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