JCI青年会議所のブラジリアンマインド(Brazilian Mind)講演会開催

2017年4月27日、19時からブラジリアンマインド(Brazilian Mind)講演会が文協小講堂行われた。当商工会議所会員60人を含む約100人が参加した。主催者はブラジル日本青年会議所(JCI Brasil-Japao)、後援は在サンパウロ日本国総領事館、ブラジル日本商工会議所。

この企画はブラジルに赴任した日本人駐在員がブラジル人スタッフとの間で、日本とブラジルの文化や習慣の違いを尊重しながら、お互いに働きやすい職場環境を構築するために、両者間の文化やコミュニケーション手法の違いを日本語で分かりやすく解説し、さらに日本からの駐在員とブラジル日系人の交流を深めることを目的としており、本年度3回にわたって、各種イベントの開催を予定、今回が第1回目。
 
初めに、青年会議所側より同会議所の説明が行われ、引続き中前隆博在ブラジル日本国総領事は日本民族が尊敬されるのは日系移民が残したレガシィがあるからであり、我々はそれを謙虚に受け入れるべき、また駐在員コミュニティーと日系人社会の関係をもっと強化するべきであると考え、昨年のオリンピックではここ文協で多くの進出企業の駐在員、日系人が参加したパブリックビューイングが開催され、また来週オープンされるジャパンハウスでは若い日本人と日系人が共に今日の日本の姿を体験、再発見できる場となることを期待していると述べた。

安田篤商工会議所副会頭(日伯交流委員長)は昨年からブラジリアンマインドの企画について青年会議所役員らと会議を重ねてきており、この機会をもって日本とブラジルの懸け橋となる若者が数々生まれることを期待しているとスピーチで述べた。

大野友香Pinheiro Neto 弁護士事務所弁護士は日本人とブラジル人の人間の関わり方の違いや、日本進出企業へのガバナンスについてのサジェスチョン、ブラジル人の企業に対する期待や価値観などをレクチャーした。

大野氏に続いて有村侑奘ヘンリーIkeen 広告会社代表は主に各種調査やアカデミックな研究資料をもとに西洋人と東洋人の考え方や行動、人生観を比較、ダイナミックでユーモラス且つ参加型の講演となった。

両氏の講演につづいて、記念品贈呈、マルシア・ナカノ青年会議所会頭の閉会挨拶が行われ、その後、カクテルによる意見交換会が行われた。

(Fotos: JCI Brasil-Japão)

開会スピーチを行う中前総領事

会議所からの挨拶を行う安田副会頭(日系社会委員長)

講演を行う大野弁護士

有村Ikeen 広告会社代表による講演

閉会の挨拶を行うマルシア・ナカノブラジル日本青年会議所会頭(右)と通訳を行う今井恵美シニアメンバー

参加者と共に記念撮影

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=42989