化学品部会は部会長シンポ発表資料作成で意見交換

化学品部会(鎌倉  勇人部会長)は、2017年8月9日午後3時から5時過ぎまで19人が参加して開催、8月24日に開催される2017年下期の業種別部会長シンポジウムの発表資料作成では、「2017年上期の回顧と2017年下期の展望」、副題として:『回復途上のブラジル経済-いま打つべき戦略は』 について、それぞれ自社の業績などについて発表した。

2017年上期の回顧では、商品ラインナップ増強、ジェネリック攻勢、医薬品市場の縮小及び業界再編、周辺国からの違法品流入、中国製品の台頭、設備投資による内製化、厳しい与信審査、高い失業率、価格競争強化、新規顧客開始、核燃からの化粧品マーケット縮小、在庫管理強化、内部統制の整備などが報告された。

2017年下期の展望として、競合ディラーの切替、低コスト商品開発、原料調達先見直し、過剰在庫の消化、ジェネリック商品攻勢対策、新製品の上市、販売ルート見直し、、最適なサプライチェーン構築などが挙げられた。

副題の『回復途上のブラジル経済-いま打つべき戦略は』では、労働訴訟の不のスパイラル継続、税体制の簡素化、労働法の抜本的な見直し、農薬認可プロセスの簡素化、生産コスト削減、ICMSクレジット消化対策、煩雑な税務処理に関する弁護士や会計士による見解の相違、11月施行予定の改正労働法に期待、経営ノウハウの蓄積、ANVISAによる海外工場インスペクション問題などが指摘されていた。

参加者は鎌倉部会長(スリーボンド)、中村副部会長(久光製薬)、村松副部会長(パイロットペン)、羽田副部会長(日本曹達)、長門氏(ダイカラー)、友納氏(フジフイルム)、板屋氏(ハリマ)、谷山氏(ロート)、本間氏(丸紅)、田中氏(三井化学)、塚本氏(長瀬産業)、森氏(大塚化学)、前田氏(東レ)、平池氏(東レ)、南村氏(東洋紡)、金剛氏(宇部興産)、蛭子領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集担当

左から羽田副部会長(日本曹達)/村松副部会長(パイロットペン)/鎌倉部会長(スリーボンド)/中村副部会長(久光製薬)

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=43293