「安全対策セミナー」に70人以上が参加して開催

総務委員会 委員会(小池 淳介委員長)安全対策チーム(河崎 宏一リーダー)主催による「安全対策セミナー」は、2017年9月5日午後3時から5時まで会場一体の70人が参加して開催、河崎 宏一リーダーは開催挨拶で、昨年の安全対策セミナーはリオオリンピック前に開催、安全対策チームのセミナー担当 は竹森 良平氏(Sompo Seguros)、サイト 担当 は吉田 茂則氏(東京海上保険)のメンバー紹介。小池 淳介委員長は、安全対策セミナーは年1回総領事館の協力を得て開催、普段からの意識の積み重ねが大切であり、セミナーで貴重な情報を入手して活用してくださいと挨拶した。

初めに今年3月に着任したサンパウロ総領事館の原田信治 医務官は、「医療・感染症対策」について、今まで見られなかった感染症(新興感染症)やいったん廃れたものが再び出現してきた感染症(再興感染症)は海外渡航者の増加に伴って、地域規模での感染症が拡大傾向にある。エボラ出血熱 並びにデング熱 ジカウイルス感染症、中東呼吸器症候群(MERS:マーズ)、チクングニア熱、黄熱ウイルス感染症並びにマラリアの感染源並びに発生地域、感染経路、感染症の症状、特効薬の有無、合併症、死亡率、予防方法などについて説明。質疑応答では、感染症の判断、生野菜による肝炎感染の可能性、海外旅行保険の取得、ブラジル国内でのE型肝炎の感染などについて質問された。

続いてサンパウロ総領事館の堀井孝史 領事は、「サンパウロの治安情勢と安全対策」について、サンパウロの治安情勢では、殺人事件発生件数の推移、強盗事件発生件数の推移、窃盗事件発生件数の推移、日本との比較、邦人被害の現状・犯罪傾向では、2015年から今年上半期の邦人被害の推移や犯罪傾向、防犯に対する心構え・対策では警戒心の維持、ラフな服装と最小限の所持品の分散所持、行動の非パターン化。犯罪被害に遭遇した時の対処として、犯人の指示に従う、抵抗等の誤解される素早い動きの厳禁、犯人の顔を見ない点など重要性を説明。被害届の重要性として、警察は被害届を基に状況把握や分析、犯罪地域や拠点、地図の作成、捜査支援。インターネットによる被害届提出並びに総領事館への連絡要請、またブラジルでは宗教・人種問題によるテロ発生はないが、無差別テロ並びに爆弾テロ、銃乱射テロの特徴、テロ被害を避けるための事前対策、テロに遭遇した場合の対処方法などについて説明した。

左からサンパウロ総領事館の堀井孝史 領事/講演中のサンパウロ総領事館の原田信治 医務官

左から総務委員会 委員会の小池 淳介委員長/安全対策チームの河崎 宏一リーダー

 

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