2018年3月16日(金)16時より会議所大会議室にて日メルコスールEPA準備タスクフォース第1回会合が開催された。同タスクフォースは日メルコスールEPA交渉に向けた準備体制を整えることを目的に日伯経済交流促進委員会、企画戦略委員会、政策対話委員会が合同で企画し、各業種別部会の代表者をメンバーとして立ち上げられた。
そのキックオフとなる第1回会合では、初めに土屋日伯経済交流促進委員会長より開会の挨拶とタスクフォースの趣旨を説明。続いて芦刈タスクフォースメンバー(日伯経済交流促進副委員長)から日メルコスールEPAの過去の経緯とロードマップとして、アルゼンチンとの連携や今後の経済会議に連動した活動計画について説明が行われた。
交渉へ向け経済連携協定(EPA)を正しく理解することを当面の目的とし、これから8回程度の勉強会を予定する中、第1回会合の講師として招聘された竹下 幸治郎ジェトロ海外調査部主幹による「中南米の地域統合および経済連携協定(EPA)が進出企業に与える影響等について」(※ページ下PDFファイルを参照)、紀井 寿雄ジェトロブエノスアイレス事務所所長による「アルゼンチンにおける日メルコスールEPAに向けた動き」と題した講義が行われ、その後の質疑応答では業種別部会代表者らから、EPAの多国間累積やフリーゾーンの意義、ブラジルの法規制との関連などについて質問があった。
また二宮メンバー(企画戦略副委員長)より今後のタスクフォース勉強会の予定等について説明があり、勉強テーマや招聘講師について各部会からの要望などヒアリングを行った。10月に向けてこれから1回程度の勉強会を予定し、EPAに関する知識の蓄え、EU、韓国等他国の交渉の動き、ブラジル側との意見交換など今後適切なテーマと講師を選びながら進められていく。
参加者:(順不同、敬称略)
竹下幸治郎(ジェトロ海外調査部主幹)、紀井寿雄(ジェトロブエノスアイレス事務所長)
土屋信司(三井物産/日伯経済交流促進委員会長)、大久保敦(ジェトロサンパウロ/企画戦略委員長)、粟屋聡(双日ブラジル/政策対話委員会)、芦刈宏司(三井物産/日伯経済交流促進副委員長)、二宮康史(ジェトロサンパウロ/企画戦略副委員長)、佐久間太郎(双日ブラジル/政策対話副委員長)、櫻井淳(伯国三菱商事/政策対話副委員長)
下村セルソ(ブラジルトヨタ/自動車部会長)、米長浩(ブラジルトヨタ)、竹内パウロ(ホンダサウスアメリカ/自動車副部会長代理)、新保博茂(デンソー/自動車副部会長)、植田真五(三菱重工/機械金属部会長)、馬場英知(KOBELCO/機械金属副部会長)、羽田徹(日曹ブラジル/化学品部会長)、村松正美(パイロットペン/化学品副部会長)、矢澤吉史(NTTブラジル/運輸サービス部会長)、吉田信吾(NYK/運輸サービス副部会長)、髙田正純(NEC/電気電子副部会長)、的場俊英(島津製作所/貿易副部会長)、安田篤(損保ジャパン/金融部会長)、長野昌幸(ブラジル三井住友海上)、篠原一宇(パイオニアブラジル/ISG /コンサルタント副部会長)
カマラ事務局:平田藤義事務局長、日下野成次総務補佐、大角総丙編集長、吉田章則調査員、近藤千里アシスタント