5月の自動車生産はトラック運転手抗議デモで8万台減産

全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると、2018年5月のバスやトラックを含む新車販売は、10日以上に亘って継続したトラック運転手の国道封鎖の抗議デモの影響で、7万台~8万台の減産を余儀なくされた。

今年5月の新車生産は前年同月比15.3%減少の21万2,300台、前月比では抗議デモの影響で、自動車部品サプライヤーによる部品供給に支障をきたしたために20.2%に相当する5万3,800台減少している。

今年初め5か月間の新車生産は前年同期比12.1%増加の118万台、5月の新車の国内販売は前年同月比3.2%増加の20万1,900台、前月比では7.1%減少しており、抗議デモの影響で2万5,000台の新車販売減少に繋がったとアントニオ・メガレ会長は指摘している。

また今年初め5か月間の新車販売は前年同期比17%増加の96万4,800台、5月の自動車輸出は、抗議デモの影響で前月比17%減少の6万800台に留まったが、今年初め5か月間の自動車輸出は、前年同期比1.6%増加の31万4,100台、輸出金額は19.5%増加の72億2,000万ドルを記録している。

今年初め5か月間の自動車輸出では、輸出相手国2位のメキシコ向け輸出が前年同期比46%下落、また輸出先トップのアルゼンチンも経済危機で僅か9.0%増加に留まっている。(2018年6月7日付けヴァロール紙)

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