ブラジル資本プライベート・エクイティのStarboardグループは、家電の小売販売チェーンで業界3位のMaquina de Vendas買収で最終交渉を行っていると業界関係者は予想している。
米国資本プライベート・エクイティのApollo社が資本参加している小売販売チェーンMaquina de Vendas社は、15億レアルに達する負債軽減のために構造改革を余儀なくされている。
小売販売チェーンMaquina de Vendas社は、実業家Ricardo Nunes氏のRicardo Eletro社並びにLuiz Carlos Batista氏のInsinuante社が合併して2010年に設立、一時はブラジル全土の1200店舗を構えていたが、長引く経済リセッションで650店舗までの減少を余儀なくされている。
Starboard社は、15億レアルに達するMaquina de Vendas社の負債軽減するために5億レアルの資本注入をすると予想、Maquina de Vendas社は、昨年から銀行との間で負債返済交渉を行っている。
Maquina de Vendas社グループには小売販売チェーンのRicardo Eletro社、Insinuante社、City Lar社、Salfer社、Eletro Shopping社を擁しており、家電販売ではVia Varejoグループ並びにMagazine Luizaグループに次いで業界3位を保っている。(2018年6月8日付けエスタード紙)