5月のサービス部門GDP伸び率はマイナス3.8%を記録

ブラジル地理統計院(IBGE)の調査によると、2018年5月の自動車や建材を含まない一般小売販売は、5月下旬から11日間継続したトラック運転手の国道封鎖抗議デモの影響で前月比マイナス0.6%を記録した。

また今年5月の鉱工業部門生産(PIM-PF)指数は、トラック運転手の国道封鎖抗議デモによる物流問題による部品供給不足で前月比マイナス10.9%を記録、サービス部門もマイナス3.8%を記録して2011年から統計を取り始めて最大の落込みを記録している。

Orama Investimentos社チーフエコノミストのアレシャンドレ・エスピリットサント氏は、今年のサービス部門のGDP伸び率は前回予想の2.0%から1.8%増加に下方修正したが、最悪の場合は1.5%増加に留まると予想している。

今年5月の輸送部門の輸送サービスや郵便サービスセクターは、トラック運転手の国道封鎖抗議デモの直撃でマイナス9.5%を記録、特にトラック輸送を含む道路輸送サービス部門はマイナス15.0%を記録している。

5月のトラック運転手の国道封鎖抗議デモによる輸送サービス部門で悪影響を受けたのは、ロンドニア州並びにパラー州、アマパ州、セアラ州、北大河州、パライバ州、ペルナンブーコ州、バイア州、ミナス州、パラナ州、サンタ・カタリーナ州、南大河州、ゴイアス州となっている。(2018年7月14日付けエスタード紙)

 

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