ブラジル中央電力公社(Eletrobras)傘下の配電公社民営化コンセッション入札では、連邦会計検査院(TCU)がアマゾナス州内に電力エネルギーを供給するAmazonas Energia電力公社、アクレ州のAcre Energia電力公社、アラゴアス州のCeal電力公社、ピアウイ州のCepisa電力公社などに対する許可を得て、5月中に公示する予定であった。
しかし10月の大統領選挙を控えて、ブラジル中央電力公社(Eletrobras)傘下の配電公社に対する民営化反対で、最高裁判所への控訴や与野党間の政治駆け引きなどの要因で、民営化入札は大幅に遅れている。
昨日18日社会経済開発銀行(BNDES)では、Cepisa電力公社の民営化入札は今月26日、Acre Energia電力公社並びにAmazonas Energia電力公社、Boa Vista電力公社、Ceron電力公社の民営化入札は8月30日と発表している。
しかし1998年にブラジル中央電力公社(Eletrobras)傘下になったアラゴアス州のCeal電力公社は、連邦政府並びにアラゴアス州政府とのファイナンス問題の未解決の影響で、最高裁判所から民営化入札が差し止められている。
Amazonas Energia電力公社の従業員総数は1,701人、平均サラリーは1万5,381レアル、前記同様にCepisa電力公社は2,057人、8,077レアル、Acre Energia電力公社は308人、1万2,343レアル、Ceal電力公社は1,198人、9,038レアル、Boa Vista電力公社は400人、1万4,968人、Ceron電力公社は745人、1万403レアルと各電力公社の平均サラリーは、民間電力会社従業員と比較にならないサラリーとなっている。(2018年7月19日付けエスタード紙)