中道右派政党連合のアウキミン大統領候補支持で株価上昇

今月19日、セントロンと呼ばれる中道右派政党連合が、10月の大統領選挙で前サンパウロ州知事のジェラウド・アウキミン氏(民主社会党・PSDB)と連立を組むことで合意した。

中道右派政党連合セントロンのアウキミン大統領候補支持で以前から噂されていたシロ・ゴメス大統領候補(民主労働党・PDT)との連立は立ち消えた。セントロン支持表明で、アウキミン大統領候補の選挙キャンペーンでの同氏の政権放送時間は、全政党への割り当て分の約40%を超えるために圧倒的に有利となる。

大統領選挙迄2カ月強の時点で、民主党(DEM)並びに進歩党(PP)、ブラジル共和党(PRB),共和党(PR)などの中道右派政党連合セントロンがアウキミン大統領候補支持を表明した。

セントロンがアウキミン大統領候補支持を表明した翌日20日のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は、1.40%上昇の7万8,571.29ポイントで6月以降では最高を記録している。

また米国のドナルド・トランプ大統領による米連邦準備理事会(FRB)の利上げ継続方針を批判したことで、20日のレアル通貨に対するドルの為替は1.70%下落のR$3.77となった。

セントロンのアウキミン大統領候補の支持表明は、テーメル大統領の構造改革を推進すると金融業界関係者は安堵しているとブラジリア連邦大学のジョゼ・ルイス・オレイロ教授は指摘している。(2018年7月21日付けエスタード紙)

 

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