部会長シンポ発表資料作成で機械金属部会開催

機械金属部会(植田真五部会長)は、下期の部会長シンポジウムの発表資料作成のため2018年7月24日午後3時から5時まで17人が参加して開催、今年下半期の業種別部会長シンポジウムは、主題:「2018年上期の回顧と下期の展望」、副題: 「大統領選を直前に控えて〜変化の時期への準備と戦略は」で、参加者が自社の回顧と展望を発表した。

今年上半期の回顧では、設備投資稼働率の上昇、地下鉄6号線EPA契約、アフターサービス案件受注、トラック運転手の国道封鎖デモによる悪影響、大統領選挙結果の不透明性、ペトロブラス石油公社プロジェクトの活性化、大型プラントの延期案件、大豆豊作、製品ラインナップ充実、灌漑向けポンプ需要増加、新規セグメント開拓、アルゼンチン経済懸念、大統領選挙前の駆け込み公共事業、期待できる医療分野などが話題となった。

今年下半期の展望として、プレサル向けプラットフォーム向け投資拡大、トラック運転手の国道封鎖デモの後遺症、大統領選挙結果の懸念、ハイエンド商品投入によるマーケットシェア拡大、米中貿易戦争勃発による影響、人員確保のインセンチブ制度導入、自動車生産の拡大、不透明なアフターマーケット、GDP伸び率の下方修正、失業率の高止まりなどの懸念事項が挙げられた。

副題の「大統領選を直前に控えて〜変化の時期への準備と戦略は」では、コア事業への資本集中、ブラジル市場での新規開拓、レアル為替の下落、経営体質の強化、米中貿易戦争による影響の分析などとなっている。

参加者は植田部会長(伯国三菱重工)、馬場副部会長(kobelco)、杉本氏(Marubeni-Itochu)、吉川氏(Yokogawa)、池辺氏(日立)、岡田氏(コマツ)、平野氏(キョーセラ)、山田氏(三菱重工)、根岸氏(Azbil do  Brasil)、岡本氏(MMC)、加治氏(出光)、WAKI氏(NSK)、長谷川氏(Camozzi do Brasil)、小野沢氏(荏原製作所)、渡邊副領事(サンパウロ総領事館)、吉田調査員、大角編集担当

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