2018年6月の連邦政府の対内公的債務残高は、前月比0.94%増加の3兆6,070億レアルに増加、国庫庁は5億8,000万レアルの国債発行、利払い総額は332億レアルに達している。
今年6月の対外債務残高を含む連邦政府の対内公的債務残高は、前月比1.01%増加の3兆754億レアルに達している。今後12カ月間の公的債務の分割支払いは、前月の20.28%から20.24%に減少しているが、国庫庁の年間ファイナンスプラン(PAF)の15%~18%を上回っている。
6月の海外投資家のブラジル国債所有比率は、前月の11.93%から11.96%と僅かに上昇、前記同様に国債残高は、4,273億6,000万レアルから4,305億2,000万レアルに増加している。
2016年10月から開始した政策誘導金利(Selic)低下に伴って、対内債務残高の利払いは減少傾向を示しており、今年5月の過去12カ月間の対内債務残高の利払いは9.62%であったが、トラック運転手による国道封鎖ストラ期の影響で、6月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は1.26%を記録した影響で、6月の利払いは9.83%に上昇している。
6月の平均国債発行金利は、8.37%と5月の8.49%から21カ月連続で前月比減少傾向となっている。国庫庁では6月に総額206億5,000万レアルに達する固定金利国債(LTN)並びに金利が半年ごとに支払われる固定金利国債(NTN-F)、インフラ指数連動国債(NTN-B)などの国債買入オペを行った。
国庫庁では、海外の金融ボラティリティに対応するための5,750億レアルに対する準備金を備えていると国庫庁国債ペレ―ションのマルシア・タパジョス コーディネーターは説明している。(2018年7月26日付けヴァロール紙)